わたしたちについて

大気、水、大地・・・
私たちは自然の恩恵を受けて生きています。
今の暮らし方をもう少し自然に配慮したものに変化させることを提案していきたい。
その必要性を信じ、 Almondeは行動を続けていきます。

わたしたちについて

ブログ

2025/08/14 14:55

こんにちは。
いつもお読み頂きありがとうございます!

近所の柿の実もずいぶん大きく膨らんできました。
蒸し暑い日が続いていますが季節は進んでいますね。

さて!進んでいると言いつつ、さかのぼってのお話。

とあるご縁で、以前から三重県の海女さんから届いた海藻を頂いていました。
お店をオープンするにあたり「量り売り」させてもらえないか?
去る5月に伊勢志摩を訪ねてまいりました!


リアス式海岸の崖の上の集落から急な坂道を下り浜へ。
そして海女小屋に案内して頂きました。
小屋の真ん中の囲炉裏でダイナミックに廃材を燃やしながら
3人の海女さんから海女さんのお仕事のことを教えて頂きました。
地区ごとに海女小屋があってルールがあって
その地区の海女さんが協力しながら船を出して漁をされていること。
こちらの地区では現在数名の海女さんが潜られています。


午前、午後とも1時間半の漁をして
残りの時間は海女小屋の囲炉裏でしっかりじっくり冷えた体を温める!
これがとても大事だそうで、温め足りないと翌日体が動かないそうです。
アワビやサザエの漁のときはこの時間が取れる
ところが3月から始まる海藻の漁では
浜に上がってからすぐに洗ったり干したり処理を急がなければならない。
だから、ゆっくり囲炉裏で温めて体を回復させることができず
海藻の漁は大変しんどいそうです。


「若手の海女さんは最初はどんな練習を?」と質問したら超ベテランの海女さんが
「そんなもん、潜ってみ~!で終わりや」
そんなもんなんですね(^^;

海水温の上昇のせいか?アワビやサザエ、海藻も昔ほど獲れなくなっているそうです。 

夕方近くの電気のない暗い海女小屋で静かな語り口のお話に耳を傾けながら
午前中獲ってきてくださったサザエ
大きなお餅を焚火で焼いて頂きごちそうになりました。
その飾り気のない暗いからか?妙に落ち着いた時間に
雑味のない綺麗な味のサザエと
ただ焼いただけ何もつけないのに今まで食べた中で一番美味しかったお餅に
気もお腹も穏やかに満足して帰ってきました。

後日、海女さんから送って頂いたのは
わかめ、ひじき、めかぶ、ふのりです。
冷たい春の海で獲ってきて下さる人がいるから私たちは食べられる。
もう一度思い出して頂きたいですね。
おすすめの食べ方などはあらためて投稿しますね。